洋菓子は様々な種類がありますが、グリロイドの添加量を変えることで効果を使い分け、様々な洋菓子で効果を得ることができます。例えば、スポンジケーキやドーナツなどは対粉0.1~0.5%添加すると、しっとり、ソフトな食感を付与できます。対粉0.5%~1.0%添加するとしっとりふわっとしながらも食べ応えがある食感になるため蒸しパン等に向いています。対粉1.0%~3.0%と高添加量では表面はさっくり、中は濃厚な食感となるため、ブラウニーやガトーショコラなど濃厚な食感の洋菓子におすすめです(これらの添加量は目安ですので、実際にご使用の際は添加量を振ってお試しいただくことをおすすめします)。加えて、冷凍・冷蔵保存による食感の変化を少なくすることもできます。
一つの例としてスポンジケーキへグリロイドを使用したときの試験結果をご紹介します。
グリロイドをスポンジケーキに添加すると、食感はしっとりとソフトでぱさつきのない食感になりました。加えて、焼成後の中落ちを抑え、見栄えよく仕上げることができました。さらに、冷凍解凍(凍結解凍)、冷蔵保存をすると、グリロイドを添加していないブランクではパサついた食感だったのに対し、グリロイドを添加した方はしっとりソフトな食感を維持していました。
このように増粘安定剤のイメージが強いグリロイドですが、パンや洋菓子への添加効果のように増粘以外の効果も期待できます。
ぜひいろいろな用途でグリロイドをお試しください。
最適なグレードや添加量、添加方法などご不明点があればお気軽にお問い合わせください。
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